2022年10月14日放送
会津畜産
あいづちくさん
<突撃!イケメン農家>

イケメン農家レポーターの横田純子です。お宿さんにはそれぞれに特徴があるとっても美味しいものがあって、いろんな生産者と繋がっています。今日は会津畜産さんの事務所に来ております。

レポーター:芦ノ牧温泉大川荘さんがおすすめなのが馬刺しなんですが、会津馬刺しを作ってらっしゃる会津畜産さんの宮森さんにお話を聞きたいと思います。よろしくお願い致します

宮森さん;よろしくお願いします。

レポーター:まず、会津畜産さんの特徴を教えていただきたいんですが、どのようなことをされていらっしゃるんですか。

宮森さん:弊社は国産馬肉専門の企業で、牧場と工場をやっております。一貫して生産しております。

レポーター:牧場っていうことなんですが、馬を飼ってるっていうことですよね。どのようにされてらっしゃるんですか。

宮森さん:会津若松市と喜多方市の2ヶ所で馬を飼ってまして、合計200頭から300頭、今は400頭ぐらいまで飼えるスペースがあります。
それで一頭一頭を1マスに一頭飼いをしてます。馬は好き嫌いが激しい動物なので、それぞれの餌を変えるなどして大事に育ててます。

レポーター:牛を育ててるように一頭一頭育ててらっしゃるんですね。そんなことをやってらっしゃるとこって全国にあるんですか?

宮森さん:全国的にもすごい珍しいと思います。ないと思います。

レポーター:このように育てることによって、どのような馬になるんですか。

宮森さん:柔らかくて美味しい肉ができますし、もともと馬肉というのは高タンパク質で低カロリー、鉄分もミネラルも多い肉ですので、ぜひ女性の方に召し上がっていただきたい食肉になります。

レポーター:ちなみに、馬の1ヶ月の餌代ってどのぐらいかかるんですか。

宮森さん:約1頭当たり1ヶ月3万円かかるとして、300頭飼っていたら1ヶ月900万円になります。牛は大体2年成長するのに餌を与え続けますが、馬も同じなんですよね。コストが同じようにかかって牛は1トンくらいの牛ができるのに対して、馬は500キロしかないので、単純に考えて和牛の2倍の値段で馬が売れないとあわない計算になります。

レポーター:なるほど、 牛の世話とか手間かかるんですね。会津は馬刺しが有名なんですけども、全国から見るとどのような位置にあるんでしょうか?

宮森さん:馬肉・馬刺しというとやっぱり熊本県が有名なんですが、会津は熊本に次いで第2の生産量があります。熊本県は海外の馬肉を持ってきて全国に出荷しておりますが、会津の馬肉は国産馬で、それを全国に出荷しております。
レポーター:赤身ということも特徴なんですけどやっぱ国産というところが大きな特徴なんですね、さすがイケてる農家ですね~。





取材時のこぼれネタ<会津から全国へ!国産馬肉の未来を創る誠実イケメン!>

 会津の食文化に馬刺しがある。柔らかい食感であっさりした味と辛みそタレで気軽にいただけるのは全国的にも珍しい。そんな会津馬刺しの食文化を支えているのは、国産馬肉専門として牧場から工場まで一貫して管理している会津畜産。柔らかい極上の肉質で鉄分もミネラルも多く、女性におすすめ!と専務の宮森大典さんが自信をもっておすすめしている陰には、全国2位の生産量を誇るこだわりの管理があった。

 会津若松市河東と喜多方市の2か所に直営の牧場があり、250~300頭の国産馬を飼育している。馬の牧場は珍しく、1頭あたりのスペースも充分に保たれている。
赤身の旨味を追及した餌は、穀物や牧草・大麦・一般麩・蕎麦殻・エゴマを配合。馬は好き嫌いが激しい動物で、一頭一頭の食の好みを確認しながら餌の中身をブレンドして与える。和牛と同じような育て方をすることにより、柔らかく美味しい馬肉ができる。馬1頭あたりの1ヶ月の飼料代がなんと3万円。和牛と同じだけのコストがかかるが、この長年積み重ねてきた肥育技術で極上の肉質に育て上げているという。

 他にも馬肉で有名な地域はあるが、海外からの輸入馬で体が大きく脂身が多い。会津畜産で育てている国産馬は体が小さいが身が引き締まり、高タンパクで低カロリー、美味しくてヘルシーな健康食肉として今後の需要も高まっている。

 自信をもっておすすめする根拠は、日々の努力の積み重ねによって生まれるもの。鮮度も抜群の極上の味を、自然豊かな会津から全国へ。


<紹介宿 会津芦ノ牧温泉 大川荘>
大川荘では、地元の食材を大事にしています。
その中でも通年を通してお薦めなのが「馬刺し」。会津では「桜刺し」と呼ばれている赤身の馬肉に辛みそを醤油でといで食べる会津の味です。
会津畜産はその文化を守っている大事な農場兼販売店です。


会津芦ノ牧温泉 大川荘
〒969-5147 福島県会津若松市 大戸町大字芦ノ牧字下平984

特徴:大川のせせらぎ音が心地よい温泉露天が自慢。会津の食材を大事に使用し、夕食は和食膳に、朝食はバイキングで提供しています。2021年には楽天トラベルの全国ランキングで「地産地消の料理が人気の宿」で1位になったこともあります。夕食のデザートに出る山塩プリンは大川荘のスタッフたちが何度も試行錯誤して完成させたお薦めの味。一度食べたら忘れられない美味しさがあります。
商品紹介
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